ヨガをしない理由⑵スピリチュアルが苦手

ヨガのスピリチュアルな雰囲気が苦手でヨガに近寄りがたい、というかたも

きっと少なくはない、と思います。

私が通っている美容室のスタイリストE子さんも、その一人。

ある日E子さんが「ヨガやってみようかな」と思い立ち、

ヨガスタジオの体験レッスンに行った時の話をしてくれたことがありました。

体験アンケートに記入し、さてグループレッスンが始まりました。

「やさしいヨガ」というクラスで、常連のお客さん達も沢山います。

ヨガ独特の雰囲気の中で、インストラクターの先生は

優しくゆったりとした話し方で丁寧にクラスをはじめて行きます。


そこで悲劇がおきました。


はじまってすぐにE子さんは、クスクス笑いをこらえ始めました。

先生の話す言葉に違和感がありすぎて、笑いがこみ上げてしまったのです。

「はい、それでは脚をゆったりと大地に根付かせて〜

足先から木の根がどんどん生えていくようにイメージして呼吸してみましょう〜」

と先生が言った瞬間、

E子さんは笑いを抑えきれずに突然大爆笑してしまいました。


先生も他の常連さんもびっくり。


結局、スタッフの方に促されてE子さんは途中で退室させられてしまったそうです。

私はその話を聞いて、その先生には気の毒ですが、

E子さんは全く悪くないと思いました!

だって、ヨガを始めてやりに行ったら、

スタジオの床は大地でも地面でもないのにいきなり

「大地に根をはって〜」と真顔で言われたら、

え?と思う方が大半だと思います。

ヨガをある程度やっている先生や生徒さん達の感じているヨガの臨場感と、

初めてヨガ体験してみよかなーと飛び込んで行った人の臨場感とでは

ギャップが大きい場合があると思います。

私はこのようなギャップを「ヨガ体験時の悲劇」と勝手に呼んでいます。


なぜ多くの先生が「大地に根をはって〜」とか

「背中に生えた翼を広げて〜」とか

インストラクションの言葉がポエミーになってしまうのかと言うと、

それは決してその先生のせいではないのです。

経典と言われるヨガの古い教科書には

現代人の私たちから聞けばポエミーと思えるような表現がたくさん記載されていますし

イメージングと言って自分の体を体感する際に、

より分かりやすい表現にするために比喩表現は多く使われる場合があります。


全くポエミーでもスピリチュアルでもない、

ヨガのイメージとは違うけど魅力的な先生たちも

世界中のヨガスタジオにたくさんいらっしゃいます!


ヨガ独特のスピリチュアルな雰囲気が苦手な方でも

ヨガをはじめられる環境はたくさんあります!


ちなみに、ヨギーニ母ちゃんは

ポエミーでスピリチュアルな先生が大好きですが

自分のクラスではあまりポエミーな雰囲気にできないのが悩みです。



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